少し時間が空きましたが、三菱自動車の燃費改ざんが騒がれましたね。
ニュースでありましたが、燃費の検査はメーカーで行われています。
それと似たように、つい最近まで私も分野は違えど国の審査に向けて書類を作成していました。

この国の審査というのは、国の人が実際に現地に出向き検査をしてみて良否を判断するのではなく、
検査のやり方が正しかったかどうかを審査します。
検査は自分達で行い、やり方や結果のみを書類上で国に見せる審査です。

例えば…上手い例えが思い浮かびませんが、
デパートに新しくドアを設置しました。
これから使用していくためには、一般人が安全に使用するための基準が定められており、
その基準を満たさないと使用することができません。
 基準1 ドアノブは容易に操作できる位置にあること
 基準2 現地で100万回開閉試験をし、これに耐えること
      但し、工場で行われた同じ型式の100万回開閉試験の記録があれば、
      現地では10回の開閉試験で省略できるものとする

というものがあった場合、

まず自分達で工事をしてドアを取り付けます。
基準1、基準2の検査を行います。
検査結果をまとめて国に報告します。
検査結果を見て、国が基準を満たしているかどうか判断します。
使用OK

そうです。国が検査をしないのです。
自分たちで好きにやっていいのです。
書類の中身の検査の方法と結果が国の基準を満たしていればいいのです。
もちろん検査結果は良好で提出します。
正直言ってやりたい放題です(^ω^;)

国は、印が正しく押されているか、検査の方法が基準を満たしているか、日付・場所の記載があるか
なんていうしょうもないところしか見ません(´・∀・` )
検査した側が持ってくるのだから検査結果「良」のものしかきません…。

なんだ審査楽勝じゃんと思われそうですが、この審査…大変厳しかったです。
私が審査を受けたときに、例に出した基準2のような○○があれば省略できるというものがありました。
100万回の開閉試験なんてしますか?
アホらしいし時間もなくお金もかかるので、省略条件で検査に臨みました。

私は基準2の検査結果として、
工場の記録と現地での10回の開閉試験の記録を載せていました。
これで基準2に関しては要求事項を満たしていたつもりなのですが、
国からは言われたのはこれでは不十分です。とのこと。

え、なにが?(,,#゚Д゚)

工場での試験記録がありますが、現地の型式と同じということを証明できません。

それは確認してます。現地の写真も撮ってます。見てみてください。

だめです。この書類上で確認できないといけません。

どうしたら確認できるんですか?

書類に、「現地のドアと工場での試験記録の型式が一致した」という文があればOKでした。




アホか('A`)

とは言いませんでしたが、思いました。
そういう小さいことはどうでもいいでしょ。安全に関する基準はちゃんと満たしてるんだから…

現地で10回の開閉試験をせず、したことにして書類を偽造することよりも、
この一文が抜けているほうが突っ込まれるのです。
もちろん前者はバレたらアウトですが、自分達でしているのでまずバレません。
一文が抜けていたからといって、一般人がケガする恐れがありますか?
それよりも国の機関である第三者の人が、
現地に出向いてドアを2,3回開閉したほうが、よっぽどタメになりませんか?

三菱自動車の件で気づきましたが、国の審査って大体こういうものなのでしょうか。
こういう審査を受けたものが世の中に溢れているのでしょうか。
私はこのやり方は納得いきません(`゚Д゚´)ゞ


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